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2. 症状
アカリンダニに寄生されたミツバチの群は、末期状態になるまで、その症状がわかりません。
一見強群に見える群が、実はひどく寄生されていることも珍しくありません。
<Kウイング>
<徘徊>
唯一、寄生率が低い時にあらわれる症状として、Kウイングがあります。
これは、後翅が閉じずに横に飛び出す症状で、Kの字に見えることからその名前がつきました。
アカリンダニの寄生率と、Kウイングの出現率は相関することから、Kウイング個体が増えたらアカリンダニ寄生が疑われます。
ただし、Kウイング=アカリンダニではなく、アカリンダニ以外でKウイングが出ることもありますし、逆にアカリンダニ寄生であってもKウイングにならないこともあります。
最も典型的な症状が、ミツバチの徘徊現象です。
飛べないミツバチが巣箱の周りを徘徊し、大量に死んでいきます。
晩秋~初春の寒い時期に見られることが多く、数週間でミツバチ数が激減します。
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